十ウン年前、初めて茶葉とポットとカップを買って淹れて飲んだ紅茶が、某フランスブランドのアールグレイでした。そのメーカーを選んだ理由は
単に近所の商業施設に出店していたから、という理由なのですが、
初めてのアールグレイ。ベルガモット香に激しい頭痛を引き起こした思い出…。
そしてなんかこう、紅茶と店舗が、ツンツンした、気取った雰囲気に感じられて、
すっかり海外ブランドは敬遠していました。
でも、今思えば、
当時10代前半だった私が普段いちばんよく飲んでいたのは牛乳
であり、珈琲さえ飲んでいなかったわけで、
紅茶のカフェインやフレーバーに舌も体もビックリしたのは当然だったのではな
いか。何より茶葉の量だってかなり適当だったはず。
しかも行きなれない大人ばかりの場所に馴染めない気が
したのも当然なのでは?
つまり、
海外ブランドを飲まず嫌いしないでちゃんと飲んでみよう!
と思い立ちました。
だって美味しい紅茶を色々飲みたいなら、
こんなにいっぱい老舗ブランドが今日本で飲めるんだから、トライしないと勿
体無いですよね!
つーわけで、
初ハロッズです!ででーん
ルピシアのデカフェが美味しかったけど、
ローカフェではない紅茶で、
がぶがぶ飲めるとそれもまたいいよね、
と思ってネットの海を徘徊して辿り着いたのがこのNo.
14イングリッシュブレックファーストです。
コスト的に袋入りが良かったんですが、なかったので缶入り。
福岡三越のハロッズはスペースが縮小されてしまったようで、
贈答品コーナーに少しあるだけでした。ちょっと残念。
で、ですね、飲んでみたら…
お、お、お…美味しい…!
えーえーえー超飲みやすくて美味しいんですけどー!
と若返って女子高生ばりの嬉しい黄色い悲鳴をあげたくなりました
よ!やだー美味しいー!
薄目のストレート、通常のストレート、
ちょっと濃い目でミルクティー、がっつり濃い目でミルクティー、
会社用に通常の濃さを水筒に入れたもの、と色々飲んでみました。
結果。
安定感が異常。
薄目でも濃くても美味しい。オーソドックスで、
どんな場所や時間や気分でも、
きちんと寄り添ってくれるような紅茶だと思いました。
大して濃くいれてないミルクティーも、
茶葉の味がしっかり感じらる。
牛乳大好きで水代わりに飲んでるくせにミルクティーは美味しく作
れた試しが無いんですが、これは上手くできた!
唯一残念というか、仕方ないのは、水筒に入れたもの。
濾し切れなかった細かい茶葉が沈殿したのか、
長時間水筒で抽出されたことによる嫌な渋さ(エグみ?)
が出てしまいました。
あと私の使っている水筒で紅茶を飲むと共通しているのが、
もったりとまとわりつくような味になること。
これはまあ仕方ないとして…、
なんでしょうね、
アイスティーの他は最近コーヒーばっかり飲んでいて、
ホットの紅茶がご無沙汰だったからか、しみじみと美味しい。
このオーソドックスでしっくり収まる感じ、
ああ紅茶がしみじみと美味しい…
と本当にしみじみと思う紅茶でした。
やっぱり飲まず嫌いは良くない、色々試してみようと思います。
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